
私達が叱ると、おじいちゃん、おばあちゃんの所に行き、おやつを食べ、又、私達の所でも、食べるのです。私達はなるべくおやつを控え、食事中心に考えておりますが、おやつが少ない時、今食べたことを言わずに、他の人にもらって食べたり、自分で捜して食べたりします。これは隠れて食べますので、フスマ一枚、扉一枚と言った隠れ方ですので、姿は見えぬども音は聞こえます。叱ってみたり、知らぬふりをしたり、色々です。
わが子と思い、叱る反面、他人様の目が気になります。いじめもせず、せっかんもせず、普通の日常生活の中のごく一部分にしか、過ぎぬ事ですが、他人の目というものは、そうは見てくれません。むしろ、悪い方に見たり、言ったりされるものです。「あそこの家は子無しだから、どこかで子どもをもらってきたそうな、だから、子どもをよく叱りつけたり、泣かしたりするそうな。」などと言われたくないために、余分な気を使います。私は叱るところは叱り、誉めるところは誉めます。
アパートやマンション或いは一戸建の住宅のある町内とは違い、緑多き田舎ではその地区全体のつき合いですので、中には、色々とよからぬ噂も出てまいりますから、
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